SSブログ

「○○しないなら、××するよ!」は、使ってはいけない。 [独り言/その他]

昔、子供たちが小さい頃、ベネッセのこどもちゃれんじを、購読していました。

あれを購読してた人は、ご存知と思いますが、
毎月、保護者向けの小冊子がついてきて、
その中に、子育てについてのコラムが載っています。

それほど熱心に読んでいたわけではないのですが、
「なるほど。」と思って覚えているものが、いくつかあります。

今日は、その中の一つ。
「○○しないなら、××するよ!」は、使ってはいけない。
というアドバイスについて。

子育てをしていると、どうしても、この、
「ちゃんと○○しないなら、××するよ!」
というフレーズを使って、叱っちゃいますよね。

でも、そういう時でも、
実際にはできないことや、
自分としては、あまりやりたくないことは、言ってはいけません。

それでも、もし言ってしまったなら、どんなに痛くても有言実行。
必ず、実行しなくてはいけません。
でないと、次からの抑止効果がなくなってしまいます。

だから、そもそも、最初から、
「○○しないなら、××するよ!」は、使わないようにしましょう。
そういうフレーズは、自分の首を絞めることになりかねませんからね。

というアドバイスでした。

確かに、そうですね・・・。
例えば、約束の時間を超えてゲームで遊んでいた場合。
実現できそうな「おやつ抜き!」ごときでは、
「別にいいもん!」ってなる可能性高いです。

そうなると、
「約束守れないんだったら、ゲーム捨てるよ!」
って、つい、言ってしまいますよね?

でも、正直なところ、昨今のゲームは、金銭的に負担がそれなりなので、
捨てるのは、こちらしても痛いです。やっぱり躊躇しますよね・・・。

そういうのを、子供はわかるので、
どうせ親は、捨てるはずがないと見抜かれちゃいます。

結局「今回だけだからね」って、しのぐことになりますが、
それを繰り返しちゃうと、抑止効果はなくなりますね。

「○○しないなら、××するよ!」は、使ってはいけない。
確かに、「なるほど、なるほど。」です。
じゃあ、どうしたらいいの?って話が、残りますが・・・。

ところで、なんで、こんなことを急に思い出したかと言うと、
ここ数週間の、日韓関係のニュースを見てたからです。

GSOMIA。
この「○○しないなら、××するよ!は、使ってはいけない。」
の典型みたいな話でしたね。

あらあら、びっくり。政治も、子育てと一緒なのね・・・。
こういう時の、BESTな解決方法は、どうすべきなのかしら・・・?
奥の手みたいなのがあるのかしら・・・?
これ、どうするんでしょう?

なんて思いながら、注目していたわけです。
でも残念ながら、奥の手みたいなのは出てきませんでした。
ダメじゃん。全然、参考にならないじゃない・・・。

さて、話を戻しますと、
実は、我が家には、「捨てるよ!」の代わりになる言葉なら、
効果絶大、魔法の言葉があります。

それは、
「約束守れないなら、おばあちゃんの家に持っていくよ!」です。

いやあ、この効果は絶大ですよ。

子供たちは、これを言われると、
「絶対ダメ!!」といって、大騒ぎ。あわてふためきます。
なぜ、この言葉に、そんな効果があるのか。
不思議でしょう?

それはですね、おばあちゃんが、断捨離魔だからです。
おばあちゃんには、不定期に、しかし、かなり頻繁に、大掃除ブームがきます。
その時は、本当にグワ~ッっと捨てます。
容赦なく、根こそぎです。

子供たちは、以前、
「おばあちゃんちに置いておく」といって、整理したオモチャを、
知らない間に廃棄された、苦い経験があるので、

「おばあちゃんちに持っていく=知らない間に、捨てられている」
だということを学び、恐怖しているのです。

有言?実行。さすがです。おばあちゃん。ありがとう。

子育てとは関係なく、私も、おばあちゃんの断捨離には、お世話になっています。
つい先日も、そういうのありました。
底が抜けて使えなくなった飯台の始末です。

それは、結婚した時に買った飯台で、愛着がありました。
かなり、気をつけて使っていたので、
十数年使ったとは思えない程きれいだったのですが、
2~3年位前から、底板が反るようになり、
ある日、とうとう、底が抜けて、使えなくなってしまったんです。

一度は、反りを直して、はめ直してみたんだけど、ダメでした。
あれが、タガが緩むってやつなんですかね。
しばらくすると、また反っちゃうんですよ。

私は、モノを捨てられないタイプなので、
使えないとはわかっていても、踏ん切りがつかず、しまい続けていました。
枠と底板を(^^;)

半年ぐらいしまっておいたんですが、それでも踏ん切りがつかず、
仕方がないので、先月、おばあちゃんのところに持っていきました。

1カ月かかりませんでしたね。おばあちゃんから電話が来るまで。
「あの飯台、捨てていいのよね。明日、燃えるゴミだから、捨てるわよ。」

私が、半年経っても捨てられないものを、いとも簡単に捨ててくれました。
さすが・・・。

我が家にとって「おばあちゃんのところに持っていく」威力は絶大です。
私が苦手な「捨てる」ということを、躊躇なくやってのける母は、本当にすごい。
身内に一人、断捨離魔がいると、子育ても、家の片付けも、うまくいくんですね。

こんなこと言ってると、
「いいかげんにしなさいよ。
 馬鹿なことばっかり言ってないで、自分で始末しなさい!」
とか怒られそうだな・・・。

タグ:子供
nice!(0) 
共通テーマ:育児

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。