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離乳食 キバリ過ぎはよくない [独り言/その他]


先日、トムヤムクンを作りました。
といっても、ペーストをお湯で溶いて作る、簡単なものです。

具は、シメジのみ。海老なし、パクチーなし、なので、
トムヤムクン風味のスープといった方がよいかも。

最近は、子供らも、辛いものが、食べれるように、なったみたいなので、
彼らにも、出してみました。

二人とも、たいして飲まなかったので、感想を聞いてみたら、
娘は、「辛くなければ好き。」だそうです。

辛いところが、いいのよ!!
辛くなければ、トムヤムクンではない!!


で、息子、
「これ、レモン汁とアレ、入ってるでしょう?」

!!!
確かに、トムヤムペーストだけでなく、
最後に、ほんのちょびっと、レモン汁とナムプラーを足しましたが、
この色々混じったスパイシーな中から、よくもまあ、ピックアップするもんだ・・・。

ちなみに、娘は、そう言われて、
「あー、この酸っぱいのレモンなんだ~。わからなかった。」
と言ってました。

そうですよね。酸っぱいのはわかるけど、レモンなんだ~。って感じですよね。
そして、ナムプラーなんて、気づくわけもないですよ。ふつう。


息子は、ホント、味付けにうるさいんですよ・・・。
いつも、「これ、にんにく入れた?」とか、
「いつもと違う。これ、はちみつ入れてない?」とか、
まあ、よく気づく。

香りの強いものだけでなく、
味噌汁の出汁が、いつもと違うとか、
鶏がらスープのメーカーが変わったとか、すぐ、指摘します。

この敏感な舌。
一見いいようですが、全然よくないですよ。

彼が、将来、料理人になって、自分で作るならば、
この敏感な舌は、さぞ役に立つことでしょう。

が、彼は、やや不器用。おそらく、将来、食べる専門。
料理人になる夢もなく、食べる側の人間になるのであれば、
敏感な舌と、そして饒舌な口は、嫌われます。

「どこどこのは、美味しいけど、あそこのは生姜が多すぎる。」とか、
「あそこの○○は、臭みがなくて美味しい。」とか、
お前は一体、何様だ。


彼が、こんなことになったのは、
もしかしたら、離乳食に原因があるかもしれません。

第一子の子育ては、ただでさえ、かなり力が入ります。
加えて、低体重で生まれて、成長も遅かったので、
食には、すご~く、気をつかいました。

離乳食なんて、慎重そのもの。
量は少ないながらも、栄養のバランスを考えて、
添加物は避け、味付けも薄めに・・・。
スタートも遅めで、期間は長め。徐々~に、徐々~に。
まあ、はたから見たら、ノイローゼか?ってくらい(^^ゞ

レトルト離乳食等は、一切使いませんでした。
離乳食用の「ホワイトソースの素」だって、
使えば便利なのに、わざわざ手作りしてました。

味付けは、恐ろしく薄~い。ほぼ、だしの味only。
味のバリエーションは、だしを何でとったかの違いで表現(^^ゞ
鰹節なのか、昆布なのか、煮干しなのかの違いです。

油の使い過ぎは、味覚を鈍らせる、という話を聞いたので、
油分は、ほぼナシ。

出かける時だって、手作り離乳食をパックして、持って行ったし、
おやつだって、3歳くらいまでは、フルーツか手作りでした。

余談ですが、舌がバカになるとか言って、
中学校卒業まで、インスタントラーメン&カップ麺を、食べさせませんでした。

ちなみに、娘は、まだ中学生なので、食べたことがありません。
ペヤング、赤いきつね、緑のたぬきは、娘のあこがれの食品です。


いやぁ、ホント、やりすぎて鬱陶しいこと、この上ない。
私も、若かったですね。
よくもまあ、あれだけの熱意があったもんだ・・・。

まあ、それだけ頑張ったのに、
なぜ、娘の時は、それほどでなかったのか。

別に、疲れ果てて、手を抜いたわけではないです。
娘の時は、あえて、時折、市販の離乳食パックを、混ぜたんです。

理由はね、息子の時、外食ができなくて、不便だったから。

あまりに、薄味、素材の味を重視し過ぎたために、
離乳食が終わって、取り分けで、食べれるようになった頃、
いざ、外で食べさせようと思ったら、
今度は、味が濃すぎて、食べれなかったんです。
口に入れた途端、のけぞっちゃうんですよ!!

おじいちゃん、おばあちゃんのご飯は、やっぱり味付け濃いでしょ?
お味噌汁は、薄めさせてもらうとしても、
まさか、肉じゃがとか、お湯に浸すわけにもいかない・・・。
いや、実際、実家では、お湯で洗ったりしたけどさ。

ファミレスいっても、味が濃すぎるとか、あれは臭いだの、これは油っぽいだの、
まぁ、いちいちうるさい。

いやあ、身から出た錆とはいえ、面倒くさいことになっちゃったんですよ。
さすがに、やりすぎだった、と反省したので、
娘の時は、ごくごく普通を目指しました。


子供の健康のために、味付け、添加物に注意して、離乳食を作るのは、
とてもいいことなのだけど、

みんなと同じものを楽しく食べるということも、食育の一つなので、
まあ、なんでも、程ほどが一番、ってことで。

・・・。
育児書を読み、離乳食本を読み、よかれと思って、やっていたことなのに、
こんな面倒くさいことになってしまうとは・・・。

離乳食本も、食育の理論も、結構、正しくて、素晴らしい。
が、しかし!
あまりムキになってやりすぎると、
意図せず、理想の料理人舌を、作り上げてしまうかもしれないので、
まあ、そこそこにしておきましょう。という話でした。

タグ:子供
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