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米津玄師「馬と鹿」 レファレンス協同データベースを使う [独り言/ニュース]

息子が、また、米津玄師の歌を歌い始めました。
今度は「馬と鹿」です。

親知らずの痛みと腫れが治まったと思ったら、歌が復活・・・。
まあ、どうやっても、彼は、騒がしい人です。

で、息子が、ひとしきり熱唱した後、
   「なんで、馬と鹿なんだろう・・・。」

が、娘は、それには構わず、
   「先生が、馬と鹿より頭悪いから馬鹿なんだ、って言ってたけど、本当?」

息子 「え!?馬と鹿で、馬鹿か~~!? いま気づいた!!」
 娘   「え!?知らなかったの!? でも、馬と鹿って頭悪いの?」
息子 「なるほどね、馬と鹿で馬鹿か! よく知ってたね~!頭いいね~!」
 娘   「別に、馬と鹿でなくてもよくない?」
息子 「それで、なんで、米津玄師は、馬と鹿にしたんだと思う?」

全然、かみ合ってないように思うんですが、
二人は、いつもこんな感じで、延々と、しゃべっています。
結構、仲良しです。

息子が「馬と鹿→馬鹿」で、妙に盛り上がっているのを見てると、
なんだか、悲しくなってきそうなので、
娘の聞いてきた、先生の話の方に、意識を向けることにしました。

つまようじの溝は何のため?素朴な疑問に回答、図書館司書DB : 京都新聞
「レファレンス協同データベース」は、各図書館の問い合わせ事例を共有し、窓口対応の迅速化や利用者の調べ物に役立てようと2005年に開設した。現在は自治体や学校など818館が参加し、見られる質問や回答は約12万件に上る。

この「レファレンス協同データベース」を、使ってみたいと思っていたので、
「馬鹿の語源」を検索してみました。

使ってみたら、このサイトは、検索したことについて、
断定的に、正解が書いてあるわけではなかったです。

図書館の司書さんが、相談を受けた内容について、とにかく真面目に、
「それについては、この本に、こんな記述がある。
 こっちの本には、こんな記述がある。」
って、文献をあれこれ紹介してくれるサイトでした。

今回の、「馬鹿の語源」については、

梵語で「痴」を意味するmoha(慕何)や「無知」の意のmahallaka(摩訶羅)の転というが、破家(家財を破るほど愚かな意)の転義ともいい、語源については諸説がある。

「馬鹿」と書くのは当て字。

「馬と鹿の区別も知らない者」の意味だと説明する声も聞こえるが、
 この言葉の語源原意は「端くれ・取るにたらないもの」である。


などなどの、いくつかの書籍と説が紹介されていました。
(詳しく見てみたい方は、こちら。)

残念ながら、先生の「馬と鹿より頭悪いから」って説は、入ってませんでした。

ついでに、桃太郎の出自についても、検索してみました。

『江戸の子どもの本』p3に、「桃太郎」にはおばあさんが若返って桃太郎を生む「回春譚」と桃から生まれる「果生譚」の2パターンがあり、江戸時代には前者が主流であったと記載されています。


とありました。(詳しく見てみたい方は、こちら。)

誰が記述したかによって、書き方に違いがあって、
すご~く丁寧に解説してあるものと、
ほんとに、関連図書の紹介だけ、で終わってしまうものがあります。

なんでも、調べられるわけでも、全てが解決できるわけでもないですが、
ちょっとおもしろいですね。
ちょこちょこ調べていたら、雑学博士になれそうです。

それにしても、世の中には、いろんな事を相談する人がいるんですね。
図書館司書って大変だ・・・。

暇な時にでも「レファレンス協同データベース」覗いてみてください。
どんな相談にも誠実に対応する、司書さんたちの実直さと、
あと、意地?も感じられます。

「私も、桃太郎には違和感を感じていました!」は、こちら
 息子の米津玄師がヒドイ話は、こちら
 息子が親知らずを抜いた話「傷を早く治す食べ物」は、こちら
「親知らずは、1本ではないのです。」は、こちら

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